規則2: コンバージョンを狙うならフリーミアムよりハードペイウォール
4分規則。 Day 0 の売上と速い回収(payback)を望むなら、ハードペイウォールでアクセスを止めてください。ただし、アクセス方式がリテンションを改善してくれるとは期待しないことです。
データが語ること
インストール後 35 日以内では、前払いを求めるアプリはフリーミアムのアプリより約 5 倍うまく転換します。
| アクセス方式 | 下位四分位 | 中央値(D35 ダウンロード有料転換) | 上位四分位 | 上位 10% |
|---|---|---|---|---|
| ハードペイウォール | 4.2% | 10.7% | 20.0% | 38.7% |
| フリーミアム | 0.3% | 2.1% | 4.5% | 8.2% |
ハードペイウォールの下限値(4.2%)が、フリーミアムの中央値の約 2 倍です。ただし分布が広く、これはモデルそのものより実行の完成度のほうが重要だということです。
落とし穴: リテンションは同じ
1 年が経つと、両モデルのリテンション率はほぼ同じになります。フリーミアムの年間プランが中央値 28%、ハードペイウォールが 27% です。アクセス方式はコンバージョンの選択であって、リテンション戦略ではありません。ハードペイウォールがより定着するユーザーを生むわけではなく、意欲の高いユーザーをより早くふるい分けるだけです。
モデルごとに別の時計で測る
ハードペイウォールはコンバージョンを序盤に集中させ、7 日間トライアルが切れる 4 日目から 7 日目にもう一度跳ね上がります。フリーミアムのコンバージョンは長く広がり、そのうち約 23% はインストールから 6 週間以上たってようやく起こります。フリーミアムのアプリを 7 日目の広告費用対効果(ROAS)で判断すると、まだ届いていない売上の大きな部分を切り捨てることになります。
RevenueCat での実践
- ハードペイウォール: 無料枠を設けずオンボーディングの最後でペイウォールを出し、Entitlement でアクセスを止めます。
- フリーミアム: プレミアム機能だけを Entitlement で止め、ユーザーが上限に達したときに文脈に合わせてペイウォールを出します。
- コンバージョンと ROAS の計測期間をモデルに合わせてください。ハードペイウォールは約 7〜14 日、フリーミアムは 6 週間以上で見ます。
自分でベンチマーク
自分のアプリの D35 ダウンロード有料転換率を見つけ、上の表でモデル別の位置を確認してください。ハードペイウォールのアプリが 4.2% 未満、またはフリーミアムのアプリが 2.1% 未満なら、コンバージョンを取りこぼしており、その差はたいていモデルではなくペイウォールとオンボーディングに由来します。